「キャリアコンサルタントという資格を聞いたことはあるけれど、具体的には何をする人なの?」
「国家資格らしいけれど、未経験からでも目指せる?」
キャリアコンサルタントについて初めて詳しく調べると、仕事内容だけでなく、受験資格や養成講習、国家試験、登録など、初めて見る言葉がたくさん出てきます。
資格取得を考える前に、
「そもそも自分がやりたい仕事に近いのか」
を知りたい方も多いのではないでしょうか。
国家資格キャリアコンサルタントは、就職や転職だけでなく、働き方や今後の職業生活、能力開発などについて相談者と一緒に考え、キャリア形成を支援する専門家です。
企業の人事や人材業界、大学などの教育機関、就労支援の分野など、キャリアに関わるさまざまな場面で資格を活かすことが考えられます。
一方で、国家資格だからといって、
「取れば必ず就職できる」
「資格さえあれば収入が上がる」
というものではありません。
また、未経験者が利用することの多い養成講習についても、修了すればその時点で国家資格を取得できるわけではありません。
受験資格を満たし、国家試験の学科・実技に合格したあと、キャリアコンサルタント名簿への登録が必要です。
この記事では、
- キャリアコンサルタントとは何をする人なのか
- どんな相談を受けるのか
- どんな場所で活躍しているのか
- 国家資格としてどんな制度なのか
- 未経験からでも目指せるのか
- 国家試験にはどんな受験資格があるのか
- 養成講習では何を学ぶのか
- 国家試験や登録、更新はどうなっているのか
- 養成講習を選ぶときはどこを比較すればよいのか
まで、初めて調べる方にも分かりやすいよう順番に整理します。
「国家資格だから取る」というより、自分が関わりたい仕事や今後のキャリアに合う資格なのかを考えながら読んでみてください。
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国家資格キャリアコンサルタントとは?
キャリアコンサルタントは、働くことや今後のキャリアについて悩んでいる人の話を聞き、相談者自身が自分の方向性を整理していけるよう支援する専門家です。
制度上のキャリアコンサルティングでは、労働者の職業選択、職業生活設計、職業能力の開発・向上などに関する相談に応じ、助言や指導を行うことが位置づけられています。
国家資格キャリアコンサルタント制度は2016年4月に創設されました。
少し難しく見えますが、もっと身近な言葉にすると、
「これからどんな働き方をしていきたいのか」
「今の仕事を続けるのか、転職するのか」
「これまでの経験を今後どう活かせそうか」
「どんな能力を身につけていけばよいか」
といったことを、相談者と一緒に整理していく専門家です。
ここでポイントになるのが、キャリアコンサルタントが相談者の代わりに答えを決めるわけではないということです。
たとえば、
「今の会社を辞めたほうがいいですよ」
「あなたにはこの職業が向いています」
と一方的に結論を出すことが中心の仕事ではありません。
相談者の経験や価値観、希望、置かれている環境などを一緒に整理しながら、本人が納得できる選択を考えていけるよう支援します。
そのため、キャリアコンサルタントについて考えるときは、「職業を紹介する人」というよりも、働き方やキャリアについて一緒に考える専門家と捉えるとイメージしやすいでしょう。
キャリアコンサルタントは何をする?主な仕事内容
キャリアコンサルタントの仕事内容は、「相談者の話を聞く」だけではありません。
相談者が抱えている悩みや現在の状況を整理し、本人がこれからどうしたいのかを考える手助けをしていきます。
必要に応じて、職業や能力開発に関する情報などを確認しながら、次に取る行動を整理することもあります。
相談者の経験・希望・価値観を整理する
キャリア相談では、
「転職したいけれど、何がしたいのか分からない」
「仕事に不満はあるけれど、辞めるべきなのか判断できない」
といった状態で相談に来る人もいます。
本人の中でも考えがまだ整理されていないケースですね。
そんなときは、
- これまでどんな仕事を経験してきたか
- どんなことにやりがいを感じたか
- 反対に何を負担に感じているか
- 今後どんな働き方をしたいか
- 仕事をするうえで何を大切にしたいか
などを対話の中で整理していきます。
自分一人で考えていると、「転職するか、しないか」という二択だけになってしまうこともあります。
誰かと話すことで、
「本当に変えたいのは会社ではなく仕事内容なのかもしれない」
「転職ではなく、今の会社で違う経験を積む選択肢もある」
といった別の見方に気づくこともあります。
キャリアコンサルタントの役割は、そのような気づきを得られるよう支援することにもあります。
就職や転職について一緒に考える
就職や転職に関する相談は、キャリアコンサルティングの分かりやすい例のひとつです。
たとえば、
「未経験の業界へ転職したい」
「今の仕事を続けるべきか悩んでいる」
「転職活動を始めたものの、自分の強みが分からない」
といった相談があります。
ただし、キャリアコンサルタントが相談者の人生を代わりに決めるわけではありません。
なぜ転職したいのか、何を変えたいのか、今後何を大切にしたいのかを整理しながら、相談者自身が納得できる選択を考えられるよう支援します。
「転職させる人」ではなく、転職する・しないを含めてキャリアを一緒に考える人というイメージのほうが近いでしょう。
今後のキャリアプランを整理する
キャリアの悩みは、転職するときだけ生まれるものではありません。
今の会社で働き続けるとしても、
「5年後はどんな仕事をしていたいのか」
「管理職を目指すのか、専門職として経験を積むのか」
「今後どんな能力が必要になるのか」
といった悩みは出てきます。
そのため、キャリアコンサルタントが扱うのは「今すぐ転職したい人」の相談だけではありません。
働き続けながら中長期的な職業生活を考えることも、キャリア形成のひとつです。
学び直しや能力開発について考える
今後のキャリアについて考えていくと、
「新しいスキルを身につけたい」
「資格を取りたい」
「別の職種に挑戦するために勉強したい」
といった話になることもあります。
そのとき、目標と現在地を整理し、
「どんな能力を身につける必要があるのか」
「今からどんな準備ができるのか」
を考えていくこともキャリア支援につながります。
最近は「リスキリング」「学び直し」という言葉を耳にする機会も増えていますが、勉強そのものを目的にするのではなく、その学びを今後のキャリアにどうつなげるのかまで考える視点が大切です。
必要な情報を確認し、次の行動を整理する
相談をして気持ちが整理できても、
「では、次に何をすればいい?」
となることがあります。
そのため、状況に応じて職業や労働市場、能力開発などに関する情報を確認しながら、次の行動を整理することもあります。
たとえば、
「まず仕事内容について調べてみる」
「自分の経験を棚卸ししてみる」
「必要なスキルを確認してみる」
など、相談者が次の一歩を考えやすい状態にしていきます。
こうして見ると、キャリアコンサルタントは「相談者に正解を教える先生」というより、相談者自身が自分のキャリアを考えるための伴走役に近い存在です。
人の話を聞くだけでなく、相手が自分で考え、選択していけるよう支援するところに専門性があります。

キャリアコンサルタントはどんな相談を受ける?
「キャリア相談」と聞くと、転職相談を思い浮かべる方も多いですよね。
もちろん転職も大きなテーマですが、それだけではありません。
たとえば、次のような相談があります。
- 今の仕事をこのまま続けるべきか迷っている
- 転職したいけれど、自分に合う仕事が分からない
- 初めての就職活動をどう進めればよいか分からない
- 自分の強みや経験を整理したい
- 育児と仕事をどう両立するか考えたい
- 介護をしながら働き続ける方法を考えたい
- 今後どんなスキルを身につければよいか知りたい
- ブランク後の再就職について考えたい
- 定年後の働き方を考えたい
- セカンドキャリアについて整理したい
- 今後の職業生活そのものを見直したい
こうして見ると、かなり幅広いですよね。
学生であれば初めての就職、社会人であれば転職や社内でのキャリア、子育て世代なら仕事との両立、シニア層なら定年後の働き方など、年代や状況によって悩みは変わります。
つまり、キャリアコンサルタントは「転職したい人だけを支援する資格」ではありません。
人が働くことに関わるさまざまな節目で、キャリアを考える支援をする資格と理解しておくとよいでしょう。
一方で、心理的な問題について診断や治療を行う資格ではありません。
キャリア支援の中で心理的な悩みが見えてくることはありますが、必要に応じて適切な専門家や支援先につなぐ視点も重要になります。
キャリアコンサルタントはどこで活躍している?
資格を調べていると、
「取得したあと、実際にどんなところで使えるの?」
という点も気になりますよね。
キャリアコンサルタントの知識や技能は、企業、人材業界、教育機関、就労支援など、さまざまな場面で活用されています。
企業の人事・人材育成部門
企業では、人事、人材育成、従業員のキャリア形成支援などに関わる場面があります。
たとえば社内で、
- 今後どのような仕事を経験したいか
- 今の仕事でどんな課題を感じているか
- 今後どんな能力を伸ばしたいか
などを話すキャリア面談に関わるケースです。
すでに人事や人材育成の仕事をしている人が、面談や社員支援の知識を体系的に学ぶ目的で資格取得を検討することも考えられます。
人材紹介・人材派遣などの人材業界
転職支援や人材紹介、人材派遣など、人と仕事をつなぐ仕事でもキャリアに関する知識は活かしやすい分野です。
仕事を紹介するだけでなく、
「本人は今後どのようなキャリアを築きたいのか」
「何を大切にして仕事を選びたいのか」
まで整理できると、より本人の希望を踏まえた支援につなげやすくなります。
人材業界ですでに働いている方にとっては、現在の仕事と関連づけて学びやすい資格ともいえます。
大学・専門学校などの教育機関
大学や専門学校などでは、キャリアセンターや就職支援部門で学生のキャリア形成や就職活動を支援する仕事があります。
学生の場合、
「そもそもどんな仕事があるのか分からない」
「自分の強みをどう説明すればいいか分からない」
「やりたいことが決まっていない」
という段階から相談することもあります。
初めて社会へ出る学生にとって、就職先を決めることだけでなく、「どのように働いていきたいか」を考える支援も重要になります。
公的機関などの就労支援分野
再就職支援、若者支援、就労支援などの分野でも、キャリアコンサルティングの知識や技能が活用されています。
離職後の再就職を考えている人や、働くことに悩みを抱えている人など、相談者によって状況はさまざまです。
そのため、求人情報だけを見るのではなく、その人の経験や希望、生活状況なども踏まえながらキャリアを考えていく視点が求められます。
独立・副業などで活動するケース
経験を積んだあと、個人でキャリア相談や研修、セミナーなどに関わる人もいます。
ただし、
国家資格を取ればすぐ独立できる
資格があれば仕事が自然に入ってくる
という意味ではありません。
独立や副業を考えるなら、資格に加えて実務経験や専門分野、集客方法なども必要になります。
資格そのものより、
「どんな人を支援したいのか」
「自分にはどんな経験があるのか」
を組み合わせて考えていくことが大切です。

キャリアコンサルタントは国家資格
キャリアコンサルタントは、職業能力開発促進法に基づく国家資格です。
国家資格キャリアコンサルタント制度は2016年4月に創設されています。
国家試験は、厚生労働大臣の登録を受けた試験機関が実施しています。
試験は学科試験と実技試験で行われ、双方に合格したあと、キャリアコンサルタント名簿へ登録することで「キャリアコンサルタント」と名乗れる仕組みです。
ここで覚えておきたいのが、
国家試験に合格すること
と
キャリアコンサルタントとして登録すること
は同じではない、ということです。
資格について調べ始めたばかりだと「試験に受かれば資格取得完了」と思いやすいのですが、その後に登録という段階があります。
キャリアコンサルタントは「名称独占資格」
キャリアコンサルタントについて調べると、「名称独占資格」という言葉が出てきます。
少し分かりにくいので、ここは分けて考えてみましょう。
名称独占資格とは?
簡単にいうと、所定の登録を受けていない人が「キャリアコンサルタント」や、それと紛らわしい名称を使用することはできない、という仕組みです。
そのため、国家試験の学科・実技に合格したあとも名簿への登録が必要になります。
国家資格として「キャリアコンサルタント」と名乗るための制度が整えられている、と考えると分かりやすいでしょう。
キャリア相談そのものを独占する資格ではない
一方、キャリアコンサルタントは「業務独占資格」ではありません。
つまり、
「キャリアに関する相談は、有資格者以外は一切してはいけない」
という資格ではないということです。
たとえば、会社の上司や人事担当者が部下・従業員のキャリアについて相談に乗ること自体が、この資格がないからできなくなるわけではありません。
ここは、
キャリア相談という行為を独占する資格ではない
一方で「キャリアコンサルタント」という名称には登録が必要
と分けて理解すると迷いにくくなります。

キャリアコンサルタントになるまでの流れ
キャリアコンサルタントになるまでの全体像を先に見てみましょう。
大きく分けると、次の流れです。
STEP1 国家試験の受験資格を満たす
↓
STEP2 キャリアコンサルタント国家試験を受験する
↓
STEP3 学科試験・実技試験の両方に合格する
↓
STEP4 キャリアコンサルタント名簿へ登録する
↓
STEP5 「キャリアコンサルタント」として活動する
国家試験は学科と実技で行われ、実技試験は論述と面接で構成されています。
この流れを最初に理解しておくと、養成講習の位置づけも分かりやすくなります。
よく混同しやすいのが、
養成講習を修了する
= キャリアコンサルタント資格を取得する
ではないという点です。
養成講習は、未経験者などが国家試験の受験資格を得るために利用できるルートのひとつです。
また、
国家試験に合格する
= 自動的に名簿登録が完了する
わけでもありません。
「受験資格」「国家試験」「登録」という3つの段階を分けて考えておきましょう。

キャリアコンサルタント国家試験の受験資格
キャリアコンサルタント国家試験は、希望すれば誰でもすぐ受験できる試験ではありません。
所定の受験資格を満たす必要があります。
厚生労働省が示している受験資格には、主に次のようなものがあります。
- 厚生労働大臣が認定する養成講習の課程を修了した人
- 職業選択、職業生活設計、職業能力開発・向上に関する相談について3年以上の経験がある人
- 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験に合格した人
- 上記と同等以上の能力を有すると認められる人
などです。
厚生労働大臣認定の養成講習を修了する
キャリア支援の実務経験がない方にとって分かりやすいのが、厚生労働大臣が認定するキャリアコンサルタント養成講習を修了するルートです。
「未経験だから国家試験を受けられない」と考えていた方にとっては、まず知っておきたいルートでしょう。
認定養成講習を修了することによって、国家試験の受験資格のひとつを満たせます。
所定の実務経験を積んで受験する
キャリアコンサルティングに関する所定の相談業務について、3年以上の経験を有する人にも受験資格があります。
ただし、注意したいのが、
「人事経験が3年以上なら必ず受験できる」
「仕事で人の相談に乗っていれば必ず実務経験になる」
とは限らないことです。
自分の経験が制度上の実務経験として該当するかどうかは、実際の受験前に試験実施団体の最新案内で確認する必要があります。
「たぶん大丈夫だろう」と自己判断だけで進めないほうが安心です。
その他の受験資格
技能検定キャリアコンサルティング職種の学科または実技試験に合格している人など、養成講習・実務経験以外の受験要件もあります。
すでに関連資格や経験を持っている方は、養成講習を申し込む前に、自分が別の受験資格を満たしていないか確認してみるとよいでしょう。
未経験でもキャリアコンサルタントを目指せる?
ここは、これから資格取得を考える方にとって特に気になるところだと思います。
結論からいうと、実務経験がない人でもキャリアコンサルタント国家試験を目指すルートがあります。
厚生労働大臣が認定する養成講習を修了することで、国家試験の受験資格のひとつを満たせるためです。
そのため、
「人材業界で働いたことがない」
「人事経験がない」
「キャリア相談を仕事にしたことがない」
という方でも、最初から諦める必要はありません。
ただし、ここで大切なのが、
未経験でも目指せる
= 簡単に資格を取れる
という意味ではないことです。
養成講習では知識を学ぶだけでなく、面談演習などにも取り組み、その後には国家試験があります。
未経験から養成講習ルートで目指す場合は、
養成講習を受講・修了する
↓
国家試験の受験資格を得る
↓
国家試験を受験する
↓
学科・実技の両方に合格する
↓
キャリアコンサルタント名簿へ登録する
という流れです。
養成講習は「資格をもらうための講座」というより、国家試験へ進むためのルートであり、キャリア支援に必要な基礎を学ぶ場と考えるとよいでしょう。
逆にいうと、未経験者にとっては、いきなり国家試験だけに挑戦するのではなく、理論や面談の基本から段階的に学べる機会にもなります。
「自分には経験がないから無理かな」と感じている方は、まず認定養成講習にはどんなものがあるのかを見てみるところから始めてもよいでしょう。

キャリアコンサルタント養成講習とは?
キャリアコンサルタント養成講習は、国家試験の受験資格を得るルートのひとつです。
厚生労働省では、認定されているキャリアコンサルタント講習を検索できる公式サイトを公開しています。
養成講習では、単に試験問題を覚えるだけではなく、キャリア支援に必要となる知識や技能を幅広く学びます。
たとえば、
- キャリアコンサルティングに関する理論
- カウンセリングに関連する知識
- 職業能力開発
- 労働市場や仕事に関する知識
- 関係する制度や法令
- キャリア形成支援の考え方
- 面談演習
- ロールプレイ
- グループワーク
などです。
「国家資格の講座」というと、テキストを読んで知識を覚える勉強を想像するかもしれません。
ですが、キャリアコンサルタントは実際に人と対話する専門家です。
そのため、
「どのように話を聞くのか」
「相談者の言葉をどう受け止めるのか」
「どんな問いかけをするのか」
といった実践的な学習も重要になります。
人の相談によく乗る方でも、
「普段なんとなくやっていることを、理論から学び直すと見え方が変わった」
ということは十分考えられます。
また、養成講習は実施機関ごとに、
- 受講形式
- 開催曜日
- 開催時間
- 受講期間
- 料金
- 振替制度
- 学習サポート
- ロールプレイ環境
- 国家試験対策
- 修了後の支援
などが異なります。
未経験から養成講習を選ぶ場合は、「有名だから」「料金が安いから」だけではなく、自分が最後まで続けやすいかという視点で比較することが大切です。
未経験から養成講習ルートを考えている方は、受講形式や料金、サポート内容をいくつか比較してから決めると選びやすくなります。
地域連携プラットフォームを他校と比較|料金・オンライン・サポートの違いをわかりやすく解説
キャリアコンサルタント国家試験では何が出る?
キャリアコンサルタント国家試験は、大きく分けて「学科試験」と「実技試験」で構成されています。
実技試験には論述と面接があります。
学科試験
学科試験では、キャリアコンサルティングに必要となる知識について問われます。
養成講習で学んだ内容を理解したうえで、国家試験に向けて復習や問題演習を進めていくことになります。
「養成講習をきちんと受けていれば、それだけで何もしなくてよい」というより、講習修了後も試験に向けた準備期間を考えておいたほうがよいでしょう。
実技試験の論述
実技試験には論述試験があります。
相談事例をどのように捉えるかなど、単に用語を暗記しているだけでは答えにくい内容も含まれます。
相談者の状況を考えながら文章にまとめる力も必要になります。
実技試験の面接
実技試験には面接もあります。
面接では実際の相談場面を想定したロールプレイなどが行われます。
ここは、
「人と話すのが得意だから大丈夫」
だけでは判断しにくい部分です。
普段の会話と、キャリアコンサルティングとしての面談では見るポイントも異なります。
そのため、養成講習やその後の学習で、ロールプレイを繰り返し経験していくことが重要になります。
なお、試験日程や受験料、具体的な実施内容は受験する回によって確認が必要です。
実際に受験するときは、必ず最新の受験案内を確認してください。

国家試験に合格したら登録が必要
国家試験に合格したら、それですべて完了ではありません。
学科試験と実技試験の双方に合格したあと、キャリアコンサルタント名簿への登録手続きを行います。
登録することで、「キャリアコンサルタント」と名乗れるようになります。
つまり、
国家試験合格 ≠ 登録完了
です。
資格取得までの費用やスケジュールを考える場合も、養成講習と国家試験だけで終わりと考えず、登録手続きまで含めて確認しておくと安心です。
実際に手続きをするときは、キャリアコンサルタント登録センターの最新案内を確認して進めましょう。
キャリアコンサルタント資格は5年ごとに更新が必要
キャリアコンサルタントは、一度取得すれば何もしなくてもずっと登録が続く資格ではありません。
登録を継続するためには、5年ごとの更新が必要です。
更新にあたっては、所定の更新講習などの要件があります。
「せっかく国家試験に合格したのに、取得後も勉強するの?」
と感じる方もいるかもしれません。
確かに、更新講習のための時間や費用は考えておく必要があります。
一方で、キャリア支援に関わる制度や働き方、労働市場などは変化していきます。
人の職業生活に関わる専門家だからこそ、資格取得時の知識だけで終わらず、継続して学ぶ仕組みがあるともいえます。
「試験に受かるまで」だけでなく、取得後も学び続ける資格であることは、目指す前に知っておきたいポイントです。
キャリアコンサルタント資格を取得するメリット
ここまで資格制度について見てきましたが、
「それでも資格を取るメリットは何だろう?」
と気になる方もいますよね。
国家資格という肩書きだけではなく、学ぶ内容や今後の活かし方まで含めて考えてみましょう。
キャリア支援の知識・技能を体系的に学べる
普段から部下や同僚の相談に乗っている人でも、自己流で相談に乗るのと、キャリア支援について体系的に学ぶのとでは違いがあります。
たとえば、
「相手のためを思って、つい自分の経験からアドバイスしてしまう」
ということはありませんか。
もちろん経験を伝えることが役立つ場面もあります。
ただ、キャリアコンサルティングでは、相談者自身の考えや価値観を尊重しながら支援する視点が重要です。
理論だけでなく実践的な面談についても学べるため、人を支援する仕事に関わりたい方にとって、知識や技能を体系的に整理する機会になります。
国家資格として位置づけが明確
キャリアコンサルタントは国家資格として制度化されているため、資格としての位置づけが分かりやすい点も特徴です。
人事、人材、教育、就労支援などの仕事で、
「キャリア支援について体系的に学んだ」
ことを示すひとつの材料になります。
ただし、国家資格を持っていることと、採用や昇進が保証されることは別です。
資格はあくまで専門性を構成するひとつの要素と考えるのが自然でしょう。
人事・人材・教育・就労支援などで活用を考えられる
キャリアコンサルタントは、ひとつの職場だけで使う資格ではありません。
企業の人事、人材業界、教育機関、就労支援など、「人の働き方」に関わるさまざまな分野で活用を考えられます。
今すぐキャリアコンサルタント専任の仕事へ転職しなくても、
「今の人事の仕事に活かしたい」
「将来、学生支援に関わってみたい」
など、現在の経験と組み合わせて考えることもできます。
自分自身のキャリアを見直す機会にもなる
キャリアについて学んでいると、自然と自分自身について考える場面も出てきます。
「自分はこれまで何を大切にして働いてきたのか」
「これからどう働きたいのか」
「どんな経験を活かしたいのか」
と考えるきっかけになることもあります。
人を支援するための学びでありながら、自分のキャリアを見直す機会にもなりやすいところは、この資格ならではの面白さのひとつでしょう。
資格取得後も継続して学ぶ仕組みがある
5年ごとの更新制度があるため、資格を取得したあとも継続して学ぶことになります。
「取得したら終わり」ではないことを負担と感じる人もいる一方で、キャリア支援を長く続けたい人にとっては、知識や技能を更新するきっかけになります。

キャリアコンサルタント資格のデメリット・取得前の注意点
資格を検討するときは、メリットだけを見て決めないことも大切です。
特に未経験から養成講習を利用する場合は、費用と時間の両方が必要になります。
養成講習や受験などに費用がかかる
養成講習を利用する場合は受講料が必要です。
それ以外にも、国家試験や登録など、資格取得までの過程で費用が発生します。
そのため、
「養成講習の受講料はいくらか」
だけを見るのではなく、資格取得までに合計でどの程度必要になるのかという視点で確認するのがおすすめです。
教育訓練給付制度の対象となる講習もあるため、条件に該当する可能性がある方はあわせて確認しておきましょう。
資格取得までにどのくらい費用がかかるのか気になる方は、養成講習・国家試験・登録まで含めた費用も確認しておくと安心です。
地域連携プラットフォームの料金はいくら?受講料・追加費用・給付金をわかりやすく解説
学習や実技練習の時間が必要
講習日だけ予定を空ければよいわけではありません。
- 養成講習
- 自宅学習
- 課題
- 復習
- ロールプレイ
- 国家試験対策
などの時間も必要になります。
特にフルタイムで働いている方は、
「講習が土日なら受けられる」
だけで決めず、平日の復習時間や試験前の勉強時間までイメージしておくとよいでしょう。
仕事と両立できるか気になる方は、働きながら取得を目指す場合の学習時間やスケジュールも先に見ておくとイメージしやすくなります。
キャリアコンサルタントは働きながら取得できる?社会人の勉強時間と養成講習の選び方
ロールプレイなど実技の学習もある
暗記中心の資格をイメージしている人にとっては、実技練習に戸惑うこともあるかもしれません。
キャリアコンサルタント国家試験には実技試験があるため、実際の相談を想定した練習も重要です。
最初はうまく話せなくても不思議ではありません。
だからこそ、養成講習を選ぶときは、実技をどのように学べるかも確認したいところです。
養成講習修了後も国家試験がある
養成講習を修了しても、それだけで資格取得にはなりません。
その後、国家試験を受験し、学科・実技の双方に合格する必要があります。
「講習を申し込めば資格が取れる」と誤解しないようにしましょう。
合格後には登録、取得後には更新がある
国家試験に合格したあとには登録が必要で、登録後も5年ごとの更新があります。
資格取得を目指すときは、試験日までだけでなく、取得後も継続して学ぶことまで含めて考えておきたいですね。
資格だけで就職や収入が保証されるわけではない
これは特に大切なところです。
キャリアコンサルタントは国家資格ですが、資格を取れば自動的に仕事が見つかるわけではありません。
転職、独立、副業、収入アップなども、資格だけで結果が決まるものではありません。
むしろ、
「これまでの仕事の経験」
「資格取得後にどんな経験を積むか」
「誰のキャリアを支援したいのか」
などと組み合わせることで、活かし方が見えてきます。
資格取得そのものをゴールにするより、取得後にどう使いたいのかまで考えておくほうが、学ぶ意味も見つけやすくなるでしょう。

キャリアコンサルタントが向いている人
「自分に向いている資格なのかな?」
と迷っている方は、資格の難易度だけではなく、どんなことに関心があるのかから考えてみるのがおすすめです。
たとえば、次のような方はキャリアコンサルタントについて詳しく調べてみる価値があるでしょう。
- 人の話をじっくり聞くことに関心がある
- 就職や転職の支援に関わりたい
- 働く人のキャリア形成を支援したい
- 人事や人材業界の仕事に活かしたい
- 学生の就職支援に興味がある
- 再就職やセカンドキャリアの支援に興味がある
- 今後キャリア支援分野へ進んでみたい
- 国家資格として体系的に学びたい
- 資格取得後も継続して勉強していきたい
反対に、
「国家資格ならとりあえず就職に有利そう」
「資格さえあれば副業ですぐ稼げそう」
という理由だけで決める場合は、一度立ち止まって活用方法まで考えたほうがよいでしょう。
キャリアコンサルタントは、人の人生や職業生活について話を聞く仕事です。
相手によって悩みも考え方も違うため、決まった答えを教える仕事とは少し違います。
個人的には、
「人にアドバイスすることが好き」というより、「相手が何を考えているのかを丁寧に聞いて、一緒に整理することに関心がある人」
のほうが、資格の学びに興味を持ちやすいのではないかという印象です。

心理カウンセラーとキャリアコンサルタントの違いは?
人の相談に乗る仕事に興味があると、心理カウンセラーなどの心理系資格と迷うこともありますよね。
大まかに見ると、キャリアコンサルタントは、
- 職業選択
- 働き方
- 職業生活設計
- 能力開発
など、キャリア形成に関する支援を中心とする資格です。
一方、心理支援を中心とする資格や専門職もあります。
ただし、心理系の資格にはさまざまな種類があり、公認心理師という国家資格もあります。
そのため、
「心理カウンセラー=すべて民間資格」
「キャリアコンサルタント=心理相談も何でもできる」
といった分け方は適切ではありません。
どちらを目指すか迷っているなら、
自分は「働くこと・キャリア」の支援をしたいのか、それとも心理支援を専門的に学びたいのか
というところから考えると整理しやすくなります。
相談系の資格を比較している方は、支援する領域の違いから確認すると、自分が学びたい方向を整理しやすくなります。
心理カウンセラーとキャリアコンサルタントの違いは?資格・仕事内容・どっちがおすすめか比較
働きながらキャリアコンサルタントを目指せる?
社会人の方にとっては、
「仕事を辞めずに取得できるの?」
という点も大きな判断材料ですよね。
働きながら資格取得を目指すことは可能です。
オンラインで実施される養成講習もあります。
通学時間を抑えたい人にとっては、オンライン対応の養成講習も選択肢になります。
ただし、オンラインだから必ず楽というわけではありません。
働きながら目指す場合は、
- 養成講習への参加時間
- 課題
- 復習
- ロールプレイ
- 国家試験対策
まで含めてスケジュールを考える必要があります。
たとえば土日の講習に参加できても、その翌週の復習時間がまったく取れなければ、途中で負担が大きくなる可能性があります。
講習の開催曜日だけではなく、1週間の中で資格学習に使える時間をどのくらい確保できるかまで考えてみるとよいでしょう。
仕事と養成講習を両立できるか不安な方は、働きながら取得を目指す場合のスケジュールや注意点も確認してみてください。
キャリアコンサルタントは働きながら取得できる?社会人の勉強時間と養成講習の選び方
キャリアコンサルタント養成講習はどう選ぶ?
未経験から養成講習ルートで目指す場合、次に出てくるのが、
「では、どこの養成講習を選べばいいの?」
という悩みです。
養成講習には複数の選択肢があります。
一定期間受講することになるため、ひとつの項目だけで決めないほうが安心です。
オンラインか通学か
まず確認したいのが受講形式です。
自宅で受講したい方ならオンライン、教室で直接学びたい方なら通学など、自分の生活スタイルに合わせて考えます。
オンラインは通学時間を減らせるメリットがありますが、自宅で集中できる環境が必要です。
一方、通学は移動時間がかかりますが、「教室へ行ったほうが学習モードに入りやすい」という人には合うこともあります。
どちらが優れているというより、自分が続けやすいほうを選ぶことが大切です。
通学時間をできるだけ抑えたい方は、オンライン対応の養成講習をまとめて比較してみると選択肢を整理しやすくなります。
地域連携プラットフォームはオンライン受講できる?Zoomでの受講方法や必要な環境を解説
受講期間・曜日・時間帯
同じオンライン講習でも、土日中心なのか、平日夜なのかなど、スケジュールは実施機関によって違います。
働いている方なら、
「仕事の繁忙期と重ならないか」
「毎週その時間を確保できるか」
「家事や育児と両立できるか」
まで確認してみましょう。
欠席時の振替制度
仕事や家庭の事情で、どうしても予定どおり参加できないこともあります。
そのため、
- 振替が可能か
- 振替には条件があるか
- 別クラスへ参加できるか
- 振替に追加料金がかかるか
なども確認しておくと安心です。
申し込む時点では「全部参加できそう」と思っていても、数か月先まで予定を完全に予測するのは難しいものです。
働きながら受講する人ほど、振替制度は意外と大切な比較ポイントになります。
受講料だけでなく総額を確認する
養成講習を比較するときは、目立つ受講料だけで判断しないようにしましょう。
教材費などが別途必要なのか、料金に含まれているのかも確認します。
さらに資格取得まで考えると、国家試験や登録などもあります。
「講習価格が一番安いところ」ではなく、最終的に必要になる費用と受けられるサポートのバランスで見るほうが判断しやすいでしょう。
各講習の料金を比較したい方は、受講料だけでなく教材費や資格取得までの費用も含めて確認してみてください。
地域連携プラットフォームの料金はいくら?受講料・追加費用・給付金をわかりやすく解説
教育訓練給付制度を利用できるか確認する
養成講習によっては、教育訓練給付制度の対象となっている場合があります。
利用できれば費用負担を抑えられる可能性がありますが、対象講座や本人側の利用条件があります。
「対象講習と書いてあるから誰でも使える」とは限らないため、申し込み前に講習実施機関や公的な案内で確認してください。
地域連携プラットフォームは給付金対象?最大80%になる条件と申請手順を解説
自然な導線文:
「費用負担をできるだけ抑えたい方は、自分が教育訓練給付制度の対象になるかも確認しておくとよいでしょう。」
ロールプレイや国家試験対策
国家試験には実技試験があるため、養成講習を選ぶときはロールプレイをどのように学べるかも確認したいポイントです。
特に未経験者の場合、
「人の相談に乗ること自体が初めて」
ということもあります。
講習中の実践練習だけでなく、修了後にどのような試験対策が用意されているのかも比較してみましょう。
修了後のサポート
養成講習のゴールは「講習を修了すること」ではなく、その先に国家試験があります。
そのため、
- 修了後の学習支援
- 試験対策
- ロールプレイ練習
- 質問できる環境
なども確認しておくと判断しやすくなります。
個人的には、養成講習を選ぶときは、
「一番安い講習はどこか」より、「自分が国家試験まで学習を続けやすいのはどこか」
という視点を持っておくとよいと思います。
途中で続けられなくなってしまえば、料金が安くても結果的に負担が大きくなってしまうからです。

ここまで条件を整理して『具体的な養成講習を比較したい』と感じた方は、料金・受講形式・サポート内容をまとめて確認してみてください。
※申込ページの備考欄に【紹介者:キャリコンガイド事務局】と記載していただきますと地域連携プラットフォーム様よりamazonギフト券10,000円分が進呈されます。オンラインで学びたいなら地域連携プラットフォームも比較候補
未経験から養成講習ルートを検討する場合、自分の生活に無理なく組み込める講習を選ぶことが大切です。
特に仕事や家庭と両立しながら目指す方は、
「毎週通学できるか」
「移動時間まで含めて続けられるか」
という点も気になりますよね。
オンライン中心でキャリアコンサルタント養成講習を受けたい場合は、地域連携プラットフォームのキャリアコンサルタント養成講習も比較候補のひとつです。
ただし、
「オンラインだからここに決める」
とすぐ決める必要はありません。
養成講習を選ぶ際は、
- 最新の受講料金
- 開催日程
- オンラインでの受講方法
- 振替制度
- 教材費などを含めた費用
- 教育訓練給付制度
- 国家試験対策
- 修了後のサポート
- 口コミ
- 事前に確認したいデメリット
まで見たうえで、自分に合うか判断するのがおすすめです。
地域連携プラットフォームが自分に合うか詳しく確認したい方は、口コミ・料金・メリット・デメリットをまとめたページも参考にしてください。
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国家資格キャリアコンサルタントについてよくある質問
最後に、キャリアコンサルタントについて初めて調べる方が疑問に感じやすいところをまとめます。
キャリアコンサルタントは国家資格ですか?
はい。
キャリアコンサルタントは、職業能力開発促進法に基づく国家資格です。
国家試験の学科・実技の双方に合格したあと、キャリアコンサルタント名簿へ登録することで「キャリアコンサルタント」と名乗ることができます。
誰でも国家試験を受験できますか?
誰でも無条件で受験できるわけではありません。
厚生労働大臣が認定する養成講習の修了、所定の相談業務について3年以上の実務経験など、所定の受験資格があります。
自分がどの要件に該当するか分からない場合は、試験実施団体の最新受験案内を確認しましょう。
未経験でも目指せますか?
はい。
実務経験がない人でも、厚生労働大臣が認定する養成講習を修了して受験資格を得るルートがあります。
そのため、人材業界や人事の経験がないことだけを理由に、資格取得を諦める必要はありません。
養成講習を修了すれば資格を取得できますか?
いいえ。
養成講習の修了は、国家試験の受験資格を満たす方法のひとつです。
養成講習を修了したあとに国家試験を受験し、学科・実技の双方に合格したうえで、名簿への登録が必要です。
「養成講習修了=国家資格取得」ではないので注意しましょう。
心理カウンセラーとは何が違いますか?
キャリアコンサルタントは、職業選択や働き方、職業生活設計、能力開発などのキャリア形成支援を中心とする資格です。
心理系の資格・専門職とは、中心となる専門領域が異なります。
ただし心理系資格にもさまざまな種類があるため、詳しく比較したい方は、
心理カウンセラーとキャリアコンサルタントの違いは?資格・仕事内容・どっちがおすすめか比較
を参考にしてください。
キャリアコンサルタント資格は一生有効ですか?
登録を継続するには5年ごとの更新が必要です。
更新には所定の要件があるため、取得後も継続して学ぶ必要があります。
資格を取れば就職できますか?
資格取得だけで就職・転職が保証されるわけではありません。
キャリアコンサルタント資格をどの仕事で活かすのか、これまでの経験とどう組み合わせるのかも大切です。
資格取得を考えるときは、「取ること」だけでなく「取ったあと」までイメージしてみましょう。
オンラインで養成講習を受けられますか?
オンラインで実施されている厚生労働大臣認定の養成講習があります。
実際に申し込む際は、各実施機関の最新の日程や受講条件を確認してください。
オンライン対応の養成講習を中心に探している方は、受講形式や特徴を比較した記事も参考にしてください。
地域連携プラットフォームはオンライン受講できる?Zoomでの受講方法や必要な環境を解説
まとめ|キャリア支援に興味があるなら、まず取得までの流れを確認しよう
国家資格キャリアコンサルタントは、就職や転職だけでなく、働き方、職業生活設計、能力開発など、相談者のキャリア形成を支援する専門資格です。
企業の人事、人材業界、大学などの教育機関、就労支援など、さまざまな分野で資格を活かすことが考えられます。
ただし、
「国家資格だから取得すれば必ず仕事になる」
というものではありません。
資格取得を考えるときは、
「何のために取るのか」
「どんな人のキャリアを支援したいのか」
「今の仕事にどう活かしたいのか」
まで考えることが大切です。
また、国家試験には所定の受験資格があります。
実務経験がない人の場合は、厚生労働大臣が認定する養成講習を修了して受験資格を得るルートがあります。
未経験から目指す場合は、
国家資格キャリアコンサルタントについて知る
↓
仕事内容や活躍分野を理解する
↓
自分が目指したい資格か考える
↓
国家試験の受験資格を確認する
↓
未経験なら認定養成講習を検討する
↓
自分に合う養成講習を比較する
↓
国家試験を受験する
↓
学科・実技に合格後、名簿へ登録する
という順番で考えると分かりやすいでしょう。
養成講習を比較するときも、料金だけを見るのではなく、
- オンライン・通学
- 開催曜日
- 受講期間
- 振替制度
- 費用
- 教育訓練給付制度
- ロールプレイ
- 国家試験対策
- 修了後サポート
など、自分が重視する条件を整理してみてください。
特に働きながら目指す方は、最後まで無理なく続けられるかという視点が大切です。
オンライン中心の養成講習を探している方は、地域連携プラットフォームも比較候補のひとつになります。
※申込ページの備考欄に【紹介者:キャリコンガイド事務局】と記載していただきますと地域連携プラットフォーム様よりamazonギフト券10,000円分が進呈されます。「地域連携プラットフォームの養成講習について、料金や口コミ、注意点までまとめて確認したい方はこちらから詳しく見てみてください。」
→ 地域連携プラットフォームの料金はいくら?受講料・追加費用・給付金をわかりやすく解説
まずは資格そのものが自分のやりたいことに合っているかを考え、そのうえで「目指してみたい」と感じたら、自分に合う取得ルートや養成講習を探してみてください。
キャリアコンサルタントは、人のキャリアを支える資格です。
だからこそ、資格を選ぶ自分自身についても、
「これからどんな仕事や支援に関わっていきたいのか」
を考えるところから始めると、資格取得の目的も見つけやすくなるでしょう。
